症状・治療

 
  1. 箇条書き項目当院で治療を行っている病気

・適応障害

ストレスをきっかけに、不安、気分の落ち込み、不眠、食欲不振、体調不良などが生じ

ます。

・不安障害(パニック障害、強迫性障害など)

発作的に不安、動悸、めまい、息切れなどの症状が起こる、漠然とした不安感や何

かへの恐怖感が続く、何事にも敏感、こだわりが強くて不安になるなどします。

・身体表現性障害(自律神経失調症など)

検査で異常が見つからない、あるいは治療を受けても治らない痛み、しびれ、めまい、

ふらつきなどのさまざまな体の症状に悩まされます。

・うつ病

気分が落ち込む、何事も楽しめないなどの症状が続きます。明らかなストレスがない場

合もあります。

・病状によっては当院以外の医療機関での治療をおすすめする場合があります

統合失調症、双極性感情障害、重症うつ病などの病状は、相談員、カウンセラー、訪問

看護、デイケアなど包括的治療を行う精神科病院への通院をおすすめします。

認知症、知的障害、発達障害についても、CT等の画像検査、心理検査、日常生活相談が

必要な場合は、精神科病院など体制の整った医療機関への通院をおすすめします。

  1. 箇条書き項目当院の治療について

・薬物療法と精神療法で徐々に治していきます

心療内科や精神科の病気は応急処置で治るものではありません。治療期間は病気によってさまざまですが、数ヶ月から数年と、身体の病気に比べて長期間かかります。

治療の中心は薬の内服ですが、症状についての悩みを聴き、ご本人の苦痛を支え、療養

上のアドバイスをする精神療法を行いながら治療を進めます。初診以外の診察は1回あ

たり5分間程度なので、事前に話したいことをまとめておくと良いでしょう。

なお、症状以外の相談や人生相談は医療機関での治療の対象とはなりません。

・ご本人の希望を尊重します

治療の選択はご本人の意思や主体性を尊重し、信頼関係を築きながら進めます。

診察で話された内容はご家族であってもご本人の了承なしに伝えることはありません。

・心療内科・精神科の医療機関にはそれぞれ特徴があります

心療内科と精神科の違いは、心療内科は身体に症状が現れる病気を、精神科はこころに

症状が現れる病気を治療しますが、迷ったらどちらを受診しても大丈夫です。

『診療所(クリニック)』は身近な場所で、軽症の方を対象として、曜日にかかわらず

同じ医師が診療を行います。

『精神科病院』はご自身で病状を理解できない重症の方や日常生活に支援の必要な方も

診療し、入院治療、デイケア、相談員や看護師などによる対応も行なっています。また

救急対応を行っている病院もあります。

『総合病院精神科』は身体と精神の病気を併せて診てもらうことができます。

『カウンセリングルーム』は医療機関ではありませんが、臨床心理士などが心理相談を

行います。一般的な悩み事相談を行っている場合もあります。